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擬似オールド楽器 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 5 Comments
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擬似オールド楽器

投稿日時:2004年03月29日 21:06
投稿者:後輩部員(ID:FDBSWWc)
新作楽器なのにオールド楽器のように見える「擬似オールド楽器」を買いたいな、と思ってるんですが、先輩に「擬似オールドは、ニスが剥げ易いし、余計なトラブルに悩まされるからやめとけ。」と忠告されました。やっぱ擬似オールドは、あらかじめキズをつけたりニスを剥がしたりしてあるから、汗とかの影響でニスが剥げ易いのですか?擬似オールドを愛用されている方って結構いますよね。実際のところどうなのか、教えてください。お願いします。
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Re: 擬似オールド楽器

投稿日時:2004年03月29日 23:41
投稿者:Suzuchin(ID:FgBXYWE)
M.Tadioli(クレモナ)の疑似ガルネリを持ってました。彼はオールドフィニッシュのスペシャリストで、非常に美しく仕上がってました。オイルニスをうまく使ってあり、きずはむしろ付きにくかったです。あらかじめ付けたきずは表面的なものだけであり、耐久性など全く問題なく余計なトラブルは全くないと思います。音楽は視覚的にもずいぶん影響を受けますのでこれはこれでいいと思います。経済的にガルネリは買えないですし。しかし2年ほどで飽きて買い換えました。長い目で見るとやはり音と弾き易さがVnの命ですから、音もみかけもよいものを探されるのがよいと思います。見かけだけでは飽きます。
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Re: 擬似オールド楽器

投稿日時:2004年03月30日 12:34
投稿者:アドヴァイザー(ID:d4GHMlA)
文京楽器のリバース(Rebirth 150~200万円程度)、松田鉄雄氏の作品(200万円程度)、サルジオ・ペールソン(350万円程度)のような真面目に丁寧に作られた擬似オールドは、キズ付け処理の後、ニスをリタッチし、最後に薄く透明ニス(クリアニス)をかけてあるので、擬似オールド処理によるトラブルはほとんど起きないと思われます。

ただ、安物の擬似オールドの楽器は、擬似オールド処理自体が手抜きだったりするので、トラブルが起き易いと言えるでしょう。

本気にリアルな擬似オールド処理を追求すると、1台の擬似オールド楽器を作るのに、通常の楽器2台分の手間がかかります。このことから、安物の擬似オールド楽器は、擬似オールド処理をする前の状態では、二束三文のガチャ楽器だと言うことになります。

擬似オールド楽器の中では、コストパフォーマンスの点でリバースはかなりお買い得だと思います。

ただ、擬似オールドというのはあくまでも見た目のことであって、音は新作ですから勘違いしないように。
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Re: 擬似オールド楽器

投稿日時:2004年03月30日 23:44
投稿者:後輩部員(ID:IUkUgJE)
Suzuchinさん、アドヴァイザーさん、お返事ありがとうございました。ちゃんと作られた擬似オールド楽器は、故障の心配はいらないことがわかりました。でも、自分の予算(50万円ぐらい)では、安心して使えるまともな擬似オールド楽器は買えそうもないので、普通の楽器にしようと思います。
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Re: 擬似オールド楽器

投稿日時:2004年03月31日 15:05
投稿者:pochi(ID:E3ciSYM)
私は疑似オールド楽器は嫌いです。200年経てば、自然にオールドに成るのに、新作の時から手間を掛けてオールドに見せかけるのは、製作者にとって時間の無駄だと思います。

松田鐵雄氏の楽器は、疑似オールドを弾いた事が有りません。10本未満(複数)弾いた限りでは、豪快さに欠けますが、密度感が素晴らしく、弾き易く、非常に良い楽器です。表板は薄めです。「サルジオ・ペールソン」は、「セルジオ・プレッソン」と発音して居りました。これも疑似オールドは弾いた事が有りません。豪快さと云う点では、非常に良いのですが、少し弾き難く、新作としては値段が高過ぎます。だから買いませんでした。

伊太利に行けば、新作で無名の作家なら、2000ユーロ位から買えます。中には素晴らしい作品も有りますが、日本で調整し直す必要があります。50万円あれば、往復航空ティケット代金も出ると思います。

御参考になれば、、、
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Peressonは何て読むのだろう

投稿日時:2004年04月02日 20:47
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
スレの趣旨から脱線しますが
http://www.shirakawaviolins.co.jp/history_m.html
1970年代には国内では「ペルソン」が普通の言い方でした。
もてはやされましたね。オールドの音のする新作、という触れ込みでした。
http://www.shirakawaviolins.co.jp/sergio.html
1991年物故していますから今の扱いはモダン作家です。
しかし生前から非常な高価格で国産の5~8倍以上優にしました。
価格がステータスであった側面も否定できません。
話題の松田鉄雄さんはクレモナ留学以前、研究の為ペルソンを購入。
彼からそのペルソンを数ヶ月借りて毎日弾きました。
音が重く深く強い、個性的な楽器でしたね。
当時の私には手におえない怪物のように思われました。
"Peresson"氏の正しい発音、誰かご存知ありませんか?
Udine出身にしてはイタリア人にない苗字と思います。