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A線のアジャスタ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 16 Comments
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A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月03日 01:04
投稿者:じのフランチェスカッティ(ID:KYIFaDc)
私はナイロン弦を愛用しており、A線にアジャスタを付けています。
オケのチューニングの時などはとても重宝しています。
以前、都内の某一流ヴァイオリンショップのお店のかたから、弦長が短くなり張力が変わるのでA瀬線のアジャスタを外すよう勧められましたが、どうもこの意見には納得できません。
A線にアジャスタを付けると弊害はあるのでしょうか?

最近は超一流の演奏家でもA線にアジャスタを付けているかたを見かけますが、全体の割合からするとまだ低いように思います。
ガット弦ならA線にアジャスタは付けられないと思いますが、ナイロン弦やスチール弦でA線にアジャスタを付けない理由は何なのでしょうか?
かっこ悪いからですか?
上手そうに見えないからですか?
楽器が安っぽく見えるからですか?
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Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月03日 01:43
投稿者:rio(ID:EQGBFpc)
弦長に影響のないアジャスターはループエンド用なので、A線にはL字型のアジャスターをつけるのでしょう。その場合、弦長が変わるのであまり好ましくないと思います。しかし、職業演奏家でレスボやウイットナーのような全弦アジャスター付テールピースをつけている人は珍しくありません。EAに限らずアジャスターがあったほうが楽です。
ただ、私の経験からすると、弦が新しかったり、ステージでスポットライトを浴びて温度変化が激しいとき意外は、ナイロン弦ガット弦ではアジャスターがなくともチューニングができると思います。私の場合、最後の微調整はナット~ペグ間の弦を押すか、引くかで調整します。ただし、スチール弦だとアジャスターは絶対あった方がいいと思います。
[8629]

Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月03日 02:02
投稿者:みほ(ID:ISI2ZHE)
アジャスタをつけるということは余計なものを楽器につけるということです。もちろん楽器には余計なものはなるべくつけない方がいいに決まっています(肩当てもふくめ)でもみんな必要だからつけているのです。ですから自分の判断の問題だと思います。楽器の響きをとるか重宝さをとるか。
別に響きに問題ないとお考えならつけていてもいいと思います。
一流ソリストでたまにアジャスタつきのテールピースをつけて弾いている人がいますが、それはどうやら古い楽器で糸巻きの部分にあまり負担をかけたくないためだそうです。
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Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月03日 09:53
投稿者:よが(ID:FWknhmQ)
こんにちは,
張力は反対側とのバランスですので変わらないと思います. 音への微妙な影響はあると思いますが,ご自身が気にされないのでしたら問題ないと思います.
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Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月04日 08:36
投稿者:じのフランチェスカッティ(ID:OHEnc0Q)
皆さんのコメントどうもありがとうございます。

張力に関しては私も"よが"さんと同じ考えです。
でも、いろんな意見があるようで面白いですね。
私ももうちょっと勉強してみようと思います。

音への影響に関しては、A線のアジャスタを付けたり外したりして調べてみたのですが、私の耳には音質が悪くなるとか雑音が入るというようなことはありませんでした。

rioさんが書かれた微調整の方法
> 最後の微調整はナット~ペグ間の弦を押すか、引くかで調整します。

この方法だと、その時は微調整できても直ぐに微調整前の状態に戻るように思うのですがどうなのでしょうか?
特に、ナット~ペグ間の弦を押して調整した時は顕著のように思います。

私の場合、D線G線だとこのような微調整をせずにペグを回すだけでけっこう上手く調弦出来ます。
(親指と人差し指でペグを回し、残りの3本の指は渦巻きを包んでいます)
これが、反対側のA線になると、とたんに調弦する時の左手の形が不自然になり、力が上手く入らず調弦が難しくなります。
(人差し指を渦巻きの左側に引っ掛けて、親指と中指でペグを回しています)
特にペグを押しこむ力がどうしても不足しています。
それに、A線は弦が細く音も高いので、ちょっと回しただけで音程が大きく変わり、ペグだけの調弦が難しいです。

やっぱりA線にアジャスタ付けたほうが楽ですし、調弦の精度も違います。
[8676]

Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月05日 01:31
投稿者:じのフランチェスカッティ(ID:NBZHJkI)
"よが"さんのHP拝見しました。
アジャスタのことが「Viola のお稽古解説 Ver.2」のページに書かれていましたが、その中で
「ヴァイオリンの人達はA線をアジャスターなしできちんと調弦している」
というのはちょっと疑問です。
どのレベルの人がどの程度の音程で調弦しているかによって話は違いますが、アマオケのコンマスがオケのチューニング(A=442)の時に出すAが442Hz(-1~+1Hz)に収まっているかというと、数回に1回はこの範囲を外してしまっていると感じています。
(一日の練習で3回チューニングがあれば2~3日の練習で1回程度の割合でチューニングのAが低かったり高かったり)
私はトラ等でいろんなところのアマオケで弾いていますが、特にここ数年、アマオケのコンマスのチューニングが下手になったように思います。
原因は何かと考えてみたところ、昔はコンマス級の人はガット弦(オリーブ等)を使用している場合が多かったのですが、最近はナイロン弦を使っている人が多く、これが一番と原因ではないかと思っています。

サンプル数は3人と少ないですが、オケのコンミス(何故か若い女性ばかり)にさりげなく「A線にアジャスタ付けるとチューニングが楽だよ」と言うと、「かっこ悪いからいやだ」等の返事が返ってくるので、このスレッドで皆さんに聞いてみたしだいです。

あと、"よが"さんの先ほどのページには「アジャスターの音への影響」が書かれており、そこでは「アジャスターを付けると音色がチーチーした感じ(金属的に)なる」とありますが、この3人のコンミスからは「音が悪くなるからアジャスタを付けない」という回答はありませんでした。
また、私の耳にも音への影響は無いように思います。
でもこれも、その人の音へのこだわりのレベルによって違ってきますが。
[8677]

Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月05日 02:39
投稿者:よが(ID:FWknhmQ)
こんばんは.
> どのレベルの人がどの程度の音程で調弦しているかによって話は違いますが、アマオケのコンマスがオケのチューニング(A=442)の時に出すAが442Hz(-1~+1Hz)に収まっているかというと、数回に1回はこの範囲を外してしまっていると感じています。

就職して上京してからはトラにでてないので,最近の(というか関東の)アマオケの実態はほとんど知らないのですが,私が数年前まで所属していた学生オケではオーボエのAからコンマスがAをとり,オーボエのひとがコンマスのAをチューナーでチェックするという習慣がありました. そのあと弦はパートごとに A をとり,管楽器は全体でAをとったあと一人一人オーボエによるチューナーAチェック(Aをひろって高い/低い/OKといわれる)がありました. 弦楽器は個別のチェックはありませんでしたが,不安なときはプルートの隣同士でお互いのA線(ついでにD,G,Cも)のユニゾンチェックをやりました. といってもチューナーが神様というわけではなくて,みんなで同じ高さの A のイメージを共有するというところに重点がおかれていた気がします.

現在私が所属しているアマオケの一つはたしかにAが安定していないと思うことがあります. ざわざわしてるなかで緊張感なく何となく調弦が始まり,かける時間も短いのが原因だと思います. 針が真ん中にくればあってるだけが調弦ではないと思うのですが,それを議論&布教できるような環境(雰囲気)ではないし自分も整理して他人様に説明/指導できるほどの能力も余裕もないので「ま,いいか」状態です.
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Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月05日 09:47
投稿者:toru(ID:OEmQWII)
>最近はナイロン弦を使っている人が多く、これが一番と原因ではないか

ナイロン弦はある時期過ぎると、音色が悪くなり、
その頃より他人の楽器からA移すのに注意が必要になる気がします。
音が濁るためと思うのですが。

Pochi氏の言われる「線密度の一様性」の問題でしょうか。
[8848]

Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月10日 22:32
投稿者:pochi(ID:GHBxWVY)
A線が死んでいる時、一時的に復活させる方法があります。絃を緩めて30分程寝かせ、もう一度張り直します。30分位は復活しますが、その後、更に悪くなって、全く使い物にならなくなります。これは、アマオケ向けの裏技です。

ペグの調整がしっかり出来ている場合、動きがスムーズなので、金属弦意外ではアジャスタの必要は無いと思います。付属品はなるべく付けないのが賢明だと思います。アマオケでも言えると思います。

オーボエのAは、舞台裏に呼び出して、予め出して置いて貰いますから、舞台の上では儀式みたいなものです。線密度が略一定の絃を使用した場合、駒の上に音叉を当てると、A線が共鳴します。これが正しいAなのですが、耳では低めに聞こえます。線密度が厳密には一定ではないからです。この辺りはセミプロオケのレベルです。

私の音叉は、安物ですが、私の体温で温めて音を出した場合に、超高精密機器で調整してあります。私自身が鑢で削って調整したものですから、測定機器の器(機)差である442±0,01Hz以内に納まっています。駒に音叉を当てて調弦した場合、絃の線密度が略一定ならば、大きく見積もっても、±0,1Hz以内に納まっているはずです。これは、マニアの世界です。

ガット絃を使用した場合、調弦はいい加減です。曲の途中で上下、主に下降しますから、1楽章毎に調弦をし直します。金管は上昇します。調弦は厄介ですが、解放絃をまず使わないので大きな問題は起こりません。そもそも私が間違っていても周りの人が合わせるべき事ですから。これは、実践的なレベルです。

若かりし頃は、金管やホルンや木管の和声が成立していないのを厳しく注意していましたが、歳をとって面倒な事はしない事にしました。これは、マネージメントの側面からオーケストラを観た時の技術です。

私見ですが、1Hz以上狂うと楽器の鳴り方が変わりますから、プロオケではまずそんな事は有り得ません。A Tempoと書かれてあるのを違うテンポで弾くのと同じ位、罪な事だと思っています。これは私の美意識です。
[8924]

Re: A線のアジャスタ

投稿日時:2004年01月14日 08:49
投稿者:ともちん(ID:I4YxlFM)
オイストラフが付けてるから問題ないと思います。。。
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