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オイストラフ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 24 Comments
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オイストラフ

投稿日時:2003年12月29日 14:44
投稿者:pochi(ID:ljY5aEA)
私は、オイストラフに会った事も、生演奏を聴いた事もありません。

レコードで聴く限り、余りに求道的且つ禁欲的な感じがするのです。野暮ったいとは思いません。「余りに求道的且つ禁欲的な感じ」を「巨人の星」と表現した心算です。

オイストラフを神様だと云う人の意見にも同意出来ない訳ではありません。全く別のタイプのフランチェスカッティやグルミョーの方が私の好みです。私は、クライスラーこそヴァイオリン界の頂点だと思います。

「余りに求道的且つ禁欲的な感じ」という点では、若かりしハイフェッツも当て嵌るかも知れません。しかし、私がヴァイオリンを始めるきっかけを作った人です。晩年の彼を個人的にも知っています。「余りに求道的且つ禁欲的な感じ」の人でも、そんな演奏をする人でもありませんでした。

私の文学的趣味をお教えします。好きな作家は、「三島由紀夫」と「谷崎潤一郎」です。「川端康成」は、好きではありません。「谷崎潤一郎」に較べれば、筆の力は落ちると思います。

オイストラフに就いて、皆さんの御意見を伺いたい。
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【ご参考】
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Re: オイストラフ

投稿日時:2003年12月29日 16:57
投稿者:天音のパパ(ID:MyIzIyA)
同じくハイフェッツもオイストラフも、ものすごーくストイックな演奏と感じます。相当数の演奏家を聴きこまないと、なかなか見えてこない部分もあるのではないでしょうか。私自信、初めてハイフェッツ、オイストラフを聴いた時は、なんてつまらない淡々とした演奏なのだろうと、感じました。味がしない感じなのです。それが、いつしか、スゲーぞぉーと神格化したくなったのです。不思議です。(音楽として好きか嫌いかは別問題です。)オイストラフのルックスは、野暮いと感じたことがありますが(笑)、演奏は、そうは感じません。ベトのソナタがオイストラフでは愛聴盤ですが、野暮さをどこで感じるのか私にはわかりません。

通常クラシックを聴きはじめる場合(極めて初歩の段階)、演奏者うんぬんから選ぶのではなく曲からCDを選ぶのではないでしょうか。その後、同じ曲で奏者違いとか指揮者違いで何枚も何枚もってのは、プロの人達でもそんな数はいないと思いますがいかがでしょう。(メンコン一つで30人以上とか)最近のプロモーションタイプのアイドル的な演奏家は、無知な連中から演奏家からCDを選ばさせるわけですから、ある意味関心します。

後半は、スレズレなので、シカトしといてください。
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あの”垢抜けないキャラ”が大好きなのさ…オイストラフ賛

投稿日時:2003年12月29日 22:16
投稿者:Jack(ID:NWY4RUg)
不健全にならない様に、レヴェルの”高くない”書き込みもしときましょう。

若くて、精悍なルックスで、そのファッションにもきちっとプロの手がはいった、現在良く見かけるヴァイオリニスト(あるいはピアニスト、演奏家…)達。
カメラにキャッチされたら、金かけて矯正済みの、美しく並んだ歯を上品に見せながら、こちらへ向かってニッコリと微笑む。 演出された無菌の微笑み。

なんか、どれも同んなじに見えちまうんですよ。 よくできた、工場生産の精密機械みたく。 かれらの音楽しかり。

今までだと、忘れ去られちまうだけの運命だった過去の演奏家達、これからの時代は、忘れ去られるどころか、むしろもっともっと人気が出ますよ。
最近になってオイストラフのファンになった人達、かなり多いと思うけど。

あの、オヤジくさいキャラが たまんなくイイ。 
あれだけ楽器を上手く弾けるから、あのルックスでも許す…とか、絶対そういうのじゃない。
あの、あのルックス、あの、よき家庭の普通のオヤジっていう、あのキャラがいい。 ぜったい飾らない。気取らない。といって卑屈の陰りとか、そういう屈折したものをぜったい億尾にも見せない、あの、精神的にも、肉体的にも、安定に安定しきって、ぜったいにすっ転ばないぜっていう、あのキャラがいいんだ。

今時、あういう人、ああいうキャラを持った人、普通人の中にも、そうそういないよ。 オイストラフみたいな人を上司に持てた部下は、この上なく幸せ者だよ。言葉少なくして、全てを語る、絶対裏切らない包容力、カメラ慣れしない好感の持てる無骨さ。 
DVDやヴィデオを鑑賞して、彼を眺める人達は、(少なくともこの私は)それに強く感動しちまって、ファンになっちまったのさ。

巨人の星? オイストラフは、星一徹でも飛馬でもないと思うね。 全然ちがうと思う。 あんなかっこつけた求道者じゃない。 がりがり盲者じゃない。

もっと、極めて普通のオヤジなんだよ。 
キャラ的には極めて平々凡々、でも、弾かせたら、さり気なく神業。
こーのギャップがいい。いいんだよなあ。
もう、たまんないよ。 他にこういう人絶対いないっていう、そこがこのオヤジさんの価値なのよ。
[8399]

Re: オイストラフ

投稿日時:2003年12月29日 22:29
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
Jackさん
うーん、涙とまんない。ありがとう。そうかー。
最近の人でもオイストラフのファンがいるんだ。
うううう。ぐぁー。おいおい。わーん。(壊れた)
[8433]

Re: オイストラフ

投稿日時:2003年12月30日 12:35
投稿者:あっさん(ID:MAdQQjE)
Jackさま:
あなたのご意見に大賛成。
以上。
[8441]

Re: オイストラフ

投稿日時:2003年12月30日 14:18
投稿者:pochi(ID:ljY5aEA)
オイストラフのベト協は、擦切れる程聴いたけど、レコードジャケットは、不細工なオジサンだな位にしか考えていなかった。全く別物だと思っていました。矢張り、音楽からは「余りに求道的且つ禁欲的な感じ」がします。
[8456]

Re: オイストラフ

投稿日時:2003年12月30日 18:29
投稿者:天音のパパ(ID:KUQBOGA)
最近では、クラシックアーカイブのDVDのブラコンの弾きざまに感動しました。立ち姿勢というのでしょうか、足の立ち幅を、開く、閉じるの動作がなんとも曲の調子とリンクしていて、素敵です。かっこいいすよ。
低レベルですんません。
[8524]

Re: オイストラフ

投稿日時:2003年12月31日 20:13
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
生徒のボロ楽器をひったくって弾いて、隣室の人に
「やっぱりストラッドは違うよな」
と叫ばせたオイストラフ。私も
鈴木の工場製を弾いて「何時頃出来た楽器なの?」と言われたいものですね
短波ラジオで聴いてもすぐにそれと判る音色はオイストラフやハイフェッツなどの巨人達に共通しています。
ショスタコーヴィチのソナタをリヒテルと共演したライブの、鬼気迫る音色は思い出しただけで総身の毛が逆立ちます。
[8537]

Re: オイストラフ

投稿日時:2004年01月01日 09:30
投稿者:ミスターX(ID:aZdjMTA)
下記のような話は初めて聞きました。
出所はどこでしょうか?

>生徒のボロ楽器をひったくって弾いて、隣室の人に
>「やっぱりストラッドは違うよな」
>と叫ばせたオイストラフ。
[8543]

出典についてお答えします

投稿日時:2004年01月01日 17:42
投稿者:Geiger1951(ID:Fxk4BJE)
[8537]
[8537]

Re: オイストラフ

投稿日時:2004年01月01日 09:30
投稿者:ミスターX(ID:aZdjMTA)
下記のような話は初めて聞きました。
出所はどこでしょうか?

>生徒のボロ楽器をひったくって弾いて、隣室の人に
>「やっぱりストラッドは違うよな」
>と叫ばせたオイストラフ。
へのお返事です。
>>下記のような話は初めて聞きました。
>>出所はどこでしょうか?
+++++
ミスターXさま、よくぞお尋ね下さいました。
出典はCDの解説文です。BBC LEGENDSシリーズで
メニューイン+オイストラフ親子による、「ベト協&モツ協交」
のCDの解説文を書いている、下記の著者に依拠します。
原文と比較してお気づきでしょうが、ちょい私が脚色して漫画っぽくしてあります。
(C)1999 Bernard Keeffe
該当するくだりは原文では
Oistrakh's rich dark tone came from the superb Stradivarius instruments that he played for most of his career, although Igor observed that his father could put a student's cheap box under his chin and convince you that it had been made in Cremona.
即ち、自身も名手である息子イゴールの証言に係るものでした。
これをイゴールの父親神聖化と読み取るのはご自由ですが、私は他の人(日本人奏者)の証言でも似たことを聞いた記憶があります。こちらは相当昔なので出典はご勘弁ください。
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