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新作弓のエージング | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 9 Comments
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新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月23日 14:10
投稿者:ホ長調(ID:MpkWQoM)
良質な新作弓であっても、オールドの名弓と比較すると、若干硬さを感じることがあります。

あるプロのヴァイオリニストが、新作弓特有の硬さを取り除いて、ある程度弾きこんだ弓に近い状態に、より早くさせるために、以下のような手法を実践していたので、お知らせします。

◎新作弓をヴァイオリンケースに入れておくときに、弓の毛をある程度張った状態のままにしておく。具体的には、弓の中央で毛と棹が3~5ミリぐらい離れた状態まで毛を張った状態のまま、ヴァイオリンケースに新作弓を収納しておく。

飛行に乗るときは、空気が乾燥して毛が縮むので弓の毛を最大限緩める、とのことですが、それ以外のシーンでは、ある程度毛を張った状態に保ち、弓に適度な負荷をかけることで、ある種のエージング効果が期待できるようです。
【ご参考】
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月25日 21:26
投稿者:アワビノステーキ(ID:M5ZHMDE)
ホ長調様

はじめまして。
書いて下さったことを読みましたが
よくわからないので、教えて下さい。

・新作弓とオールド弓はそれぞれ別の
モノのように私は認識していますが、
どのようにお考えでしょうか。

・新作弓を専門家以外が色々弄って、
問題が発生しませんか?

・楽器と弓の相性と、双方の健康状態
が良ければ、最後は持ち主の練習量に
比例して、しっくり馴染むように思う
のですが、それは幻想でしょうか?

よろしくお願いしたします。
[50282]

Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月26日 20:52
投稿者:ホ長調(ID:MpkWQoM)
◎新作弓をヴァイオリンケースに入れておくとき、あるいは、店頭で展示しているときに、弓の毛をある程度張った状態のままにしておく。

都内の弦楽器専門店をいくつか回った中では、弓の毛を多少張った状態で展示されている新作弓をいくつか見かけました。

ヴァイオリニスト(ソリスト)のコンサートの後、楽屋に伺ったときに、ヴァイオリンケースの中を見せていただいたのですが、ヴァイオリンケースに入っていた3本の弓が、毛がユルユルな状態ではなく、ある程度張った状態で収納されていました。その3本の弓のうち、新作弓1本については、そのまますぐ演奏できるのではないかというぐらい毛が張った状態でした。

以上、私が実際に見たことを書きました。

ヴァイオリンに関しては、ヴァイオリンケースに収納したり、店頭で展示したりする際に、ヴァイオリンの弦を緩める、ということはせず、演奏時と同じ状態で張りっぱなしにするのが通例で、それによって、ヴァイオリンがへたる、ということはありません。ヴァイオリンの弦に関しては、演奏しないときは緩めておいて、演奏するときだけ張ったりすると、かえって、弦も楽器本体も調子が悪くなる、というデメリットがあると言われています。

弓に関しても、完全にユルユルな状態~演奏時の張った状態のテンション(張り)の差(変動)を大きくしないようにするため、常時、毛が適度に張った状態を保つ、という考え方は、合理的だと思います。
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月27日 07:10
投稿者:たく(ID:NGN2MUI)
トラブルが発生し易くなります。

①竿が曲がってしまう可能性が高い。
②弓毛は両側で木片のチップで止めているだけなので、常時張力を掛けていることで、弓毛が緩む、若しくはチップが飛んでしまうことがあります。
③弓毛はテンションを掛けると伸びます。テンションを緩めると短くなります。もちろん湿度にも影響します。物というものは、過度のテンションを掛け続けると、弾性領域から塑性領域まで変化します。弾性領域に収めておかないと、すぐにだめになるわけです。テンションを掛けっぱなしですと、弓毛及び竿は通常の使い方より早く塑性領域にまで達する可能が高くなり、もとに戻らなくなります。耐力がなくなるということです。使い物になりません。

いづれにしても、テンションの掛けっぱなしはいけません。ヴァイオリン本体も同じです。弦のテンションを数日緩めると、あら不思議、楽器の鳴りが良くなります。そう感じたことはありませんか?なぜなんでしょうね。

大きなトラブルが発生しないようにしましょう。

弓をケースにしまう時は、弓毛をブラブラな状態にしないで、竿と接しない程度の状態(ほとんどテンションは掛っていません)にしてケースに収めます。そうすると、弓毛が整然とした状態を有る程度期間維持できること及び竿に松脂が付着し難いということが解っています。テンションの問題ではありません。

ご自分の竿で、実験してください。あなたがおっしゃるような事を、実践すると大事な弓がだめになると思います。安物はだめですよ。竿の剛性が弱いのであっという間にまがります。70万円以上(?)のちゃんとした新作弓で、張りっぱなしにしてください。買い替えが必要になりかもしれませんね。

新作弓が張ってあったそうですが、新作弓で演奏してまだちゃんとしまっていなかったのでは??

いずれにしても、張りっぱなしはあり得ません。そう思います。
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月27日 08:50
投稿者:ホ短調(ID:NJBGMIk)
ホ長調はホント何もわからんど素人の習性でちょっと聞きかじったり、勝手に妄想した事を、さも正しいかのように流布するのな。この件に限らず。
それ、信じちゃった素人が被害にあっても責任取れないだろう?やめときな。
一番いいのは、バイオリンやめる事だけど、どうしてもって言うなら。書き込みの後に「信じるか信じないかは、あなた次第です。」って必ず書いて。インチキネタ言う時のお約束だからさ。
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月28日 21:44
投稿者:ホ長調(ID:MpkWQoM)
◎新作弓をヴァイオリンケースに入れておくときに、弓の毛をある程度張った状態のままにしておく。具体的には、弓の中央で毛と棹が3~5ミリぐらい離れた状態まで毛を張った状態のまま、ヴァイオリンケースに新作弓を収納しておく。

については、かつて習っていたヴァイオリンの先生(プロオケ奏者)もそういう傾向がありました。その先生の弓は、オールドフレンチだったので、新作弓ではありませんでしたが。

私へのレッスンが終わった後のことですが、先生がヴァイオリンと弓を布で拭いた後ケースに収納する様子を、私は自分のヴァイオリンと弓を布で拭きながら、いつも見ていました。

私へのレッスンが一番遅い時間帯だったので、ヴァイオリンと弓を収納した後ヴァイオリンケースのチャック(ジッパー)も閉めていました。

先生は、弓の棹を布で拭いた後、弓のネジ(スクリュー)を軽く1回りか、せいぜい1回半しか戻さないので、弓の中央で棹と毛が少なくとも3ミリは離れていたように記憶しています。

私は、レッスンの後、弓をケースに収納する際は、ネジ(スクリュー)を少なくとも3回りは回して毛を緩めるので、先生が毛を緩める際にネジを1回りか1.5回りだけしか戻さないのが、とても不思議でした。先生がどうしてそうするのか聞いておけば良かったのですが、聞かないままその先生のレッスンに通うのをやめてしまったので、理由はわかりません。

ちなみに、先生の弓は、何回か弾かせていただきましたが、オールドの弓にしては、かなりの剛弓でした。
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月29日 01:37
投稿者:変ホ長調(ID:NycBAXE)
オールドフレンチをエージングする必要はないので、その先生の弓はオールドではないのでしょう。あるいは、本物のオールド弓なら反りが甘くなって毛を緩めると竿との間に隙間が広く出るタイプなのかも(スクリューを回しても大差は出ない)。いずれにせよ、エージングと消耗を混同しているので、決して真似しないようにしましょう。
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月29日 09:01
投稿者:提琴愛好家(ID:FHEZGVk)
エージングと言うと、建材などの耐候性を調べる屋外暴露試験、アリゾナ砂漠で行われるものが良く知られています。50℃にもなる高温と強い紫外線が有効らしく、何十年か後の建材の劣化状態を短期間に知る事が出来ると言われます。
温度が10℃上がればエージングの速度が2倍になると言われますから、出来るだけ高温で加熱するのがよいと思います。手軽に行なうなら太陽光に当てるか、芯から温めたいならマイクロ波加熱もあります。一般家庭の電子レンジが相当しますがサイズ的に無理なので、マイクロ波加熱設備を持っている会社を探して依頼しましょう。油で揚げると言うのも加熱の手段としては考えられます。
やはり手軽なのが乗用車内に放置する方法。走行中の振動もありますし、駐車して親がパチンコしている間に残された人が熱中症になるくらいの温度上昇があります。
加熱ではありませんが楽器の場合と同様、機械弾き込みを昼夜問わず行なえばよいかも知れません。某大手総合楽器メーカーでやっていましたね。
人間のエージング、特に容貌に関しては、過度のアルコール摂取と睡眠不足により完璧に進行します。ガラスケース内に酒を注いだ容器と弓を置いて太陽光に当てればよく、ついでに日焼けで皺も出来て完成度が高まります。
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Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月29日 13:11
投稿者:ホ長調(ID:MpkWQoM)
私が最初に「エージング」と書いたのが、かえって誤解を招いたようで、別な書き方をすれば良かったと思います。

あるプロのヴァイオリニストが話していた趣旨は、「この新作弓は、自分が使うにはちょっと硬い感じがするので、硬さが取れるまでの間は、やや毛が張った状態のまま保管している。」ということです。

私は、それを新作弓の「エージング」と呼んでみたのですが、弦楽器における「エージング」の意味するところを考慮すると、この場合「エージング」という言葉は適切ではないと感じています。

変ホ長調さんが書かれている
>あるいは、本物のオールド弓なら反りが甘くなって毛を緩めると竿との間に隙間が広く出るタイプなのかも(スクリューを回しても大差は出ない)。
については、たしかに先生のオールドフレンチ弓は、そういう感じの弓だったように記憶しています。反りが甘くなっている割には、非常にパワフルな剛弓で、ヴァイオリンのG線からヴィオラやチェロを彷彿とさせるような太く豊かな低音を引き出していたことを思い出しました。
[50303]

Re: 新作弓のエージング

投稿日時:2015年11月30日 00:17
投稿者:変ホ長調(ID:NycBAXE)
新作弓の反りが強過ぎて、どうしても弾きにくいなら、アルコールランプの火で炙って反りを緩めることも出来ます(素人がやると焦がすおそれがあるので、専門家にお願いしましょう)。

しかし、そんな弾きにくい新作弓をわざわざ選んで使うプロもいるのですね(プロなら弓との相性はすぐに分かるはずです)。よほどのお買い得品だったとか貰い物だったとか、そんな理由で選んだ弓なら、毛を張りっぱなしにしてもダメ元で平気かもしれませんね。

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