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ダウンからアップボウにする時について | ヴァイオリン掲示板

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ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月23日 13:00
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
ダウンボウからアップボウにする時に、肩と二の腕と肘が動いてしまいます。これは、弓を返す時に手首と指弓ができていないからですか?
その時に、音が抜けるので音程に影響しますか?
直すための練習方法を教えてください。お願いします。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月23日 16:29
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
音が抜けるのを防ぐ練習法は、弓を返す時に、弓を一旦静止させます。と、習ったはずです。

アップ~ダウンなら、肘から上がって肘から下ります。肘が動けば肩も動きます。当然、二の腕も動きます。

ダウン~アップなら、先弓で終点まで行く前に、右肘が下降するのが止まり、上昇を始めます。右肘が上昇するのに連れて手首が曲がります。手首の曲がりが最大限に達した瞬間、弓が返ります。

練習方法は、

弓と弦との接点をよく見て、接点が動かない様に運弓します。

まずは、先弓で止まる瞬間に、弓圧が0になるようにして、弓を弦上で静止させます。

次に、弓を弦上で静止させておいて、肘を上げて行き、手首が限界に達した瞬間、おもむろに通常の弓圧でアップの音を出します。

次に、弓圧を緩めずに、同じ事を行います。

最後に、弦上で弓を意識的に静止させるのをやめます。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月24日 08:01
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
 
初歩の時、少しいい加減な先生でしたので
ほとんど基礎能力が欠けていますね。だから、教室の生徒さんほとんど全員が一時期辞めてしまったほどです。

地方都市ではなかなか優秀な先生ましてや趣味の生徒に向き合ってくださる先生にあたるのは難しいことです。だからこのような掲示版で質問者がいらっしゃるわけでして。

ロングートーンの練習をしなさいと言われてダウンとアップをきれまなく
やっていました。一時、止めてゆっくり運弓の練習してみますね。

ダウンボウをして先まで行きます。そうしたら、肘は固定して手首から上がり中央で手首は、手首下と同じになりそこからさらに上がる時にまた、手首が、やや曲がると認識しております。

これが出来ないとやや表現にかけますし、自分で音色をつくるアクティブな行動にならないのですよね。

先ほどの性格の件ではございませんが、技術が出来ていたら性格によるものは、なんのかかわりも演奏にもたないことがわかります。

性格は教える側、教わる側に関わるのでしょう?

技術を習得するときには、執拗なくらいの完成度を求めてこつこつやらねばなりませんね。有難うございました。

だいぶ独自で直しましたが、E線を弾いていてアップでA線に上がる時に
どう曲の最中は、勢いやくせが出てしまいそれが、どこまで演奏に支障が出ているのかわかりませんが。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月24日 08:40
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
少し、練習してみましたが同弦上における時は大丈夫のようです。

問題なのは、元弓、先弓での移弦の時の運弓のようです。
肘から動くのか、指弓なのか頭の中で整理されていません。

幼少期ならば身体で覚えさせて頂けるのでしょうが。

レッスンで先生が弾く様子を見たことがないので正直わからないのです。
それで見よう見真似で音だけは、ピアノもやっていますのでとれていますが情けないです。

子供も私の弾く様子を見たり、聴いたりしてるので親子でそっくりになってしまいました。怖いことですね。

pochiさま、有難うございました。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月24日 09:20
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
もっと基礎的な事。

基本は、ダウンは息を吐く、アップは息を吸うです。先弓で弓を止めた時、息も止めて下さい。

指弓を教えてそれで弓を返すと、「死んだ音」になる傾向があります。

>ダウンボウをして先まで行きます。そうしたら、肘は固定して手首から上がり中央で手首は、手首下と同じになりそこからさらに上がる時にまた、手首が、やや曲がると認識しております。
====よく解りませんが、そんな教え方があるのかも知れませんね。でも、多分、弾けない人が教えたのだと思います。先まで行く前に肘の下降は止まり、弓が止まった時には肘は上がり始めます。弓を止めた状態で肘を上げると、手首が上がります。

呼吸と体全体の使い方とを連動して教えます。そうでないと、「死んだ音」になります。現代奏法では、肘の使い方が小さくなりますが、基本的には同じで、肘を固定する、というのは有りません。

昔からある、運弓の基礎の基礎が出来ているかどうかの自己認識法として、
①中弓・弦上に弓を乗せて圧力0で止めます。
②大きく呼吸して、吸う時、弓が上に動き、吐く時に弓が下に動けば、
普通の運弓です。違った動きをすれば、何かが間違っています。

移弦ですか?
バッハの無伴奏チェロ組曲の前奏曲である、クロイツェル13番を使います。肘の動きに注意して練習します。手首右回りです。少し難しいのですが、逆弓も行います。非常に古い練習法で、現代奏法でも基礎の基礎です。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月24日 14:17
投稿者:イカテン(ID:EndAJjE)
pochiさま、有難うございます。

呼吸とともに運弓しました。
出来ました!

練習ですが、そうですね。クロイチェルの13番いいです。
ビデオにとり再度確認してみます。

次の14番なんですが、滅茶苦茶出来ない状態で某先生のオーディション受けました。普通は受かりたいから最高のものを持っていくのでしょうが、
欠点なものを見てもらったらやはり運弓の指摘を受けて、現在ついてる先生は一年も放置されているのです。本腰を上げてがんばることにしました。

音の立ちあがりや弦と弓の接触の感覚は、先生に教えてもらっていないのです。ましてや、最近、発覚したのが左手で和音でとることもしていなかったんです!10年も何やってたんだろう?と悲しくてたまりません。

楽譜も読めるのでただ、音探しゲームのようなことをヴァイオリンでしていただけだったのです。

音程の甘さも基礎技術ができていないのでセブシックからやり直しています。

私も思うのです。pochiさまがおっしゃるとおり思春期の子なら強く情熱を持ち演奏することが魅力的だと。
運転の仕方を知らない子に運転させてるようなものでそれでも感覚で事故なしできたのでしょう。

もう少し練習してまた疑問に思うことがありましたらよろしくお願い致します。しばらく、打ち込みますね。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月25日 12:41
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
音程が取れず、運弓の基礎が無いのに、情熱的も何もありません。

ヴァイオリンは、楽器なり、楽器の鳴りで弾く弾き方があります。まず、これを習得しないと、情熱的に弾くように作曲してある曲でも、楽器が鳴らないから、情熱的になんて弾けません。弾く気も起きません。音程が悪いと楽器が鳴りません。

音色は、音程と不可分なので、音程が正確でない人に、音色はありません。音の立ち上がりが無い人には、リズムもありませんし、音楽表現もありません。音の立ち上がりの変化が付けられないのは、丁度、子音が無い言葉の様なものです。音程が悪いと、音の立ち上がりが困難になります。

これは、ちょっと解りにくい。
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=44595#45002
模範を示し、呼吸と合わせて、肘が内回りと考えると、感じると、解ると、すぐに出来ます。肘を固定するなんて、私の奏法にはありません。

指弓を先に教えたらダメだと思うのです。弓の返しは、結果的に指弓の動作になるから、それを教え、ディタッシェの延長、リコシェとのコンビネイションでスピカートに生かすのであって、指弓を練習して弓を返すのではありません。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月26日 22:15
投稿者:イカテン(ID:EpY3GBM)
pochiさま、再度有難うございます。

私もそのように認識しております。

肘は、固定ではなく弧を描きますね。

音色と音程そんなにpochiさまが想像されてるほど悪くもないんですよね。
先日、石作りの教会の建物で弾く機会がありました。
音程と音色が裸にされてるような状態でとてもよかったです。
これからその空間で練習できるようになりました。

そうですね、音の立ちあがりはリズムに関わります。
エンストのような演奏で、これには満足していません。
もう少しアタックが欲しいところですが、脱力から教えてしまったので
ふぬけになっています。

しかし、それもほんの少しですが我が家の個性だそうです。
透明感がありすぎる。これでは、広いホールでは全然ダメ!理解されませんが、先日のような教会や比較的小さなホールでは活かされています。

それで、今は、バッハの無伴奏パルティータNO,3プレリュードをさらっています。
まず、デタッシェというところでしょうか?

ヴァイオリンが好きですが、ヴァイオリニストより演奏家より音楽家のほうに
興味が沸き、深く追い詰めると破産してしまいます。
コネも金もない我が家にふさわしい音楽との関わり方に目覚めまして、
和声など音楽理論、ソルフェ、音楽史、多様なジャンルの音楽にこれからは目をむけつつほそぼそとやっていきたいと思いました。

正統な技術に向けての精進は大切ですが、できていないのか?個性なのか?もう少し成長を見届けたく思います。
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Re: ダウンからアップボウにする時について

投稿日時:2013年01月27日 18:57
投稿者:pochi(ID:EyRIKDA)
「音の立ちあがりや弦と弓の接触の感覚は、先生に教えてもらっていないのです。ましてや、最近、発覚したのが左手で和音でとることもしていなかったんです!10年も何やってたんだろう?と悲しくてたまりません。」
とのことなので、私が想像したのは、
「肥溜めで蛆が蠢いている感じ」
です。もう少しマシで、
「ミミズが這ったような感じ」
かも知れませんね。

★美しい運弓の見本
https://www.youtube.com/watch?v=KkS0QRg_T2A
ティボール・ヴァルガ。名教師で、日本にも弟子が居るはずです。

★運弓の基本
普段の運弓は、肘内回りです。運弓は、アップ・ダウン共に肘(肩)から動かし、アップは、肘を耳へ、手首を鼻へ、です。D線ダウン・A線アップの運弓は、手首外回りです。現代奏法では、「肘の動きが少し小さくなる」だけで、基本は同じです。体重移動と呼吸が大切なので、必ず先生に習いましょう。独習では無理です。

先生に習っているのが前提で、、、、

★発音の練習法
http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=44595#44601
昔から決まっていて、クロイツェル4番です。逆弓も行います。

これは私のオリジナル。発音を、大人は、「パピプペポ」、子供は、「マミムメモ」と意識すると、マシになります。「パーポプパペピー」・「マーモムマメミー」と思って弾きます。

★運弓が出来ているかどうかのテストの様なもの。
人工フラジオで音の出始めから、キチンと音が出れば、弓の毛が弦に噛んでいる普通の運弓が出来ている事になります。普段から音を潰していたり、音が死んでいたりすると、人工フラジオは音が満足に出せません。全弓で行うと、練習にもなります。

★その練習法
バッハのパルティータNo.3プレリュードを弾いているのであれば、スズキ1巻の「むすんでひらいて」を2オクターブ上のフラジオ、即ち、1の指で実音を押さえ、4の指で、完全四度上を触ります。最初の4小節だけで結構、A線なら、CisCisHAAHHCisHAEEDCisCisHAHCisA。D・G線は五度ずつ移調して弾きます。各弦で、人工フラジオでゆっくり弾いてみて下さい。「ちょうちょう」のA線、ECisCisDHHAHCisDEEE・・・・でも良いですよ。

★弾けなければ、、、
シフトを正確に行うのが少し難しいのですが、即座に弾けなければ、バッハのパルティータNo.3プレリュードは、運弓が出来ていない、左手のフレームが出来ていないので弾けません。「バッハのパルティータNo.3プレリュード」が「バッチイ肥溜めの蛆の蠢き」になってしまいます。

★参考資料
人工フラジオの見本は、この掲示板にもよく登場していた藤田将也氏。
http://silver-tone.com/howto/howto_313.asp
http://www.youtube.com/watch?v=rgCkaAayLZ0
発音が少し甘いのですが、上手です。