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こんなことって「あり得る」のでしょうか? | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 21 Comments
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こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月28日 14:03
投稿者:フランソワ(ID:IyNYNAc)
最近バイオリンの弓の毛替えをしたのですが、フロッグのヒールプレート(アジャスター側についている金属のプレート)がずれて戻ってきました。毛替えのときは、フロッグに関しては半月リングとアンダースライド(貝で作られた板)を外すだけでできるので、わざわざヒールプレートをいじる必要はないと思うのですが・・・。ヒールプレートを外して、また元に戻したのではないか、という風に見えます。そのため、ピッタリと収まってなくて、少し浮き上がっています。フロッグに外傷はないので、作業中に落としたりぶつけたりしたわけではなさそうです。
ずれている金属製のヒールプレートには、毛替えに出す前には一切ついていなかった引っかきキズがついていて、また、接着剤のような汚れがヒールプレートとフロッグの継ぎ目あたりについています。ヒールプレートは金属製のピンで固定されているのですが、そのピンよりもヒールプレートの方が浮き上がっている状態です。(ピンはそのままでヒールプレートがずれたという感じです)
工房で受け取ったときには、毛のバランスと長さ、そして、スティックの状態はチェックしましたが、まさかこんなことになるとは思いませんでしたので、さすがに、ヒールプレートまではチェックしませんでした。自宅に帰って弓を布で拭いていたら、布がヒールプレートにひっかかったので、ずれていることが判明しました。一瞬目を疑いましたが、0.3ミリくらい浮き上がっています。ヴァイオリンを弾く家族にも見せましたが、「なんでこんなことに!」と私本人よりも怒り出す始末です。
プロの演奏家も時々訪れる大きな工房なので、毛替え技術が拙いとかそういうレベルのことではないと思います。見習中の職人が作業したわけではなく(そもそも見習職人はその工房にはいない)、いつも毛替えをしてくれている人が作業をしてくれました。
もちろん、その工房(自宅から遠いので週末まで行けそうにありません・・・)に行って直接抗議しようと思っていますが、その前に、通常の毛替え作業において、こういうことは「あり得る」のかどうかこちらの掲示板で質問させていただきたく存じます。
毛替えのときに、弓のスティックをキズつけられた、とかフロッグを割られた、とか弓の先端のチップにヒビを入れられた、というトラブルは人づてに聞いたことがありますが、ヒールプレートがずれるというトラブルは見るのも聞くのも始めてです。
弓の毛替えのときに、こういうトラブルにあったことがある、とか、そういうトラブルにはこう対処してもらった、というエピソードがありましたら、教えていただけると助かります。それでは、よろしくお願いいたします。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月28日 20:06
投稿者:情報通(ID:GTOTVjA)
 フランソワさん、その工房はどこすか?ったくヒドイ話ですね。猛烈に抗議して「補償」してもらうべきです。
 自分の知り合いで、フランス製の高価な弓のべっ甲フロッグを、毛替え中に割られた人がいます。フロッグは修理跡がわからなくなるくらいに復元してもらった上で、さらに、弓を1本もらったそうです。その工房は、「すみません、作業中にフロッグを割ってしまいました。貴方様が納得される形で補償させていただきますので、どうかお許し下さい。」と店長直々に謝罪してきたそうですよ。人様の愛弓、そして大事な財産を預かっているという意識があれば、ちょっとしたキズをつけることさえ憚られるはずです。
 なお、抗議に行く前に、現状を証拠写真として残しておくことをお薦めします。それではご健闘をお祈りします。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月28日 20:08
投稿者:名無し(ID:cxQYMQA)
弓の毛替えで、一度だけ いつもと違うお店でしてもらった時に 毛が常に張ってる状態で仕上がってきたので クレームを出しましたが、湿気やらなんだかの問題で 今だけ張ってしまっているのだから大丈夫と無理やり帰され直らないままでしたが その時の対応も職人ではなかったので 二度とその店での毛替えは辞めました。○茶○水の某有名楽器店でした。

しかし同じ場所の別の有名楽器店は、一見客のような女子大生が毛替えで「毛が少なすぎる」とクレームしてましたが 「はいはい、すいませーん」と軽い店員が すぐに再度毛変えする手配をしてました。

店員次第、くどき方次第、では困りますが トラブルの状況をしっかり説明して、とにかく時間をあけずに すぐに行かれた方が良いと思います。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月28日 21:16
投稿者:フランソワ(ID:FBY0WWI)
情報通様と名無し様、お返事ありがとうございます。まるで手の延長のように感じている大切な弓なので、かなりショックを受けておりますが、お返事を読んで、大いに勇気付けられました。アドヴァイスのとおり、デジカメで証拠写真をたくさん撮影しました。良く見ると、ヒールプレートは、素人が外そうと思っても簡単に外れるようなものではないですね。ヒールプレートは継ぎ目も段差もない状態でピッタリとフロッグにはめ込まれており、カミソリの歯を差し込んで外そうとしたって外れるようなものではないように見えます。そのヒールプレートが浮き上がって外れかけているというのは、常識的には考えられません。撮影しながら怒りこみ上げてきました。近日中に、半日お休みをもらって、その工房に抗議しに行ってこようと思います。結果については、もちろんご報告させていただきます。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月29日 05:08
投稿者:通りすがりの修理人(ID:NDY2VoM)
 通常の毛替えにおいてこの様な状態になるというのはやはりおかしいでしょうね。最近本当に良く思いますが余りにも客を舐めている店は多いですよね。この情報通さんの言うであろう老舗で私も毛換えしたときに毛の少なさに驚きました。しかも最近この店から友人が購入前に借りてきたバイオリンにも非常に驚かされました。本物とは似使わない物だったからです。(私は海外で鑑定・修理の勉強をしてます)この様なことが二度と起きないように断固抗議するべきだと思います!
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月29日 12:55
投稿者:情報通(ID:EHklkFA)
 通りすがりの修理人さんが話題にしているお店は、私が話題にしているお店とは違うと思いますが、そのお店も、ったくヒドイ店ですね。私が話題にしている日本のある弦楽器専門店は、全然老舗ではなく、全国にいくつか支店のあるわりかし新興の弦楽器専門店です。
 弦楽器店は信用が一番ですから、いい加減なことをやっていると、たちまち悪評が伝播して顧客が減るでしょうね。デタラメな店には即刻廃業してもらいたいですね。
 通りすがりの修理人さんにお尋ねしたいのですが、ヒールプレートって金属のピンで留めてあるだけなんですかね~?接着剤とか貼り付けてはいないのですかね~?私の愛弓は、ずっと昔に買った杉藤のMX Art(当時は定価60万円なのにべっ甲フロッグが付いていた!)ですが、これのヒールプレートを外そうったって、どうやって外したら良いのやら、という感じです。無理やり外せば外れるでしょうけど、フロッグが壊れそうです。
 そもそも、毛替えの作業のときには、ヒールプレートにはノータッチですよね。フランソワさんの弓のヒールプレートがずれていたというのは、不可解です。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月29日 17:17
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
私の弓もヒールプレートが自然に外れたことがあります。
音が濁るので調べてみたらフロッグから金属板が外れて
浮き上がっていました。作られてから60年ぐらい経過した
弓なので、そういうこともあるのだろうなと思いました。

そのときは、フロッグに付いている金具のアイレットとスクリュー
も寿命がきていたので交換してもらいました。
古い弓の場合は、部品が外れることもあるのではないでしょうか。

毛替えのトラブルでは、まっすぐな弓(新作)が、毛を張り替えたら
左右方向に反ったことが2回あります。毛の張り方のバランスが
悪いためです。毛の分量については、少ない方が木の持ち味が
活きてくるので良いという職人もいるので、考え方次第だと思います。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月29日 21:58
投稿者:フランソワ(ID:FTkylgI)
セイジ様へ、お返事ありがとうございます。ヒールプレートが自然と外れることもあるんですね。でも私の弓は独逸製の新作弓で、まだ1年しか使用していません。もちろん、落としたりぶつけたりしたことはありません。仕事の合間をみて休みをとろうと思ってますが、なかなか休みが取れず、気持ちばかりがはやっております。精神的に多少凹んでいましたが、皆様の書き込みを読んでいるうちに、お蔭様でだいぶ回復してきました。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月30日 03:07
投稿者:KAZI(ID:OXA0gpg)
私のアルシェの弓も、購入1年で練習中にヒールプレートが取れました。
ヒールプレートが完全に取れると分かるのですが、これって位置決めの2本のピンと、接着剤で固定されているんですよね。
その当時、私も慌てて楽器店に持っていったら「接着剤で接着しておきますね、これ飾りだから大丈夫。」と店員も、あっけらかんとした感じでした。
本当かよ!と思いつつ1年経ちましたが、今のところ問題無く使っています。
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Re: こんなことって「あり得る」のでしょうか?

投稿日時:2004年11月30日 09:05
投稿者:七氏(ID:M3kBaVQ)
こんなこともあったんですね。
弓の修理をめぐり裁判。一千万の慰謝料払えと・・
http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/0/dff9c2ea644c09ce49256b59000ae186?OpenDocument

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