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「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 16 Comments
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「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 13:17
投稿者:匿名希望A(ID:IZdRMkg)
バイオリンの音には、「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」があると教わっています。
勿論、奏者の力量と、バイオリン・弓のトータルな性能が、「遠鳴り成分」に大きく影響することは周知のことですが。
それはそれとして、次のような「因子」に分解して、それぞれが、どのように、遠鳴り・近鳴りに影響を与えているか、分析できませんでしょうか。
例えば、ボーイングの様式、弓のタイプ、弓の毛、松脂、弦、音程の正確さ、バイオリン本体の種類、作られてからの年数、根柱・駒の調整具合、ニスという具合です。
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【ご参考】
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 15:05
投稿者:violink(ID:lFUncIA)
トピックとしては大変興味深いのですが、こうした「因数分解」の結果として、遠鳴りする音を出すための奏法のマスターとか、遠鳴りする構造を持つ楽器の選び方のマスターとか、そのような成果を期待しておられるのでしょうか?

それとも、単にいわば学術的な関心ということでしょうか?

violink
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 16:49
投稿者:匿名希望A(ID:EVYUYTU)
Violink殿
今ある自分の楽器で、より「遠鳴り」を良くすることは出来ないかと考えています。ある程度は、距離が離れた観客に聞いて貰うという前提です。
例えば、弦についてですが、おそらく「近鳴り」には影響が大きいと私は予想しています。もし、A弦とB弦では「近鳴り」は違うが、「遠鳴り」に大差なければ、演奏会場ではA弦でもB弦でも気にしなくても良いかもしれません。
調整についてですが、なかなか調整によって「遠鳴り」を良くすることは難しいという返事を予想しています。
このような調子です。
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 16:50
投稿者:QB(ID:KTGQaGA)
・低周波数≒基音および低次倍音>指向性がどちらかというと低く、減衰しにくい
・高周波数≒高次倍音>指向性があり、減衰しやすい
・口腔や胸郭など自分の体も振動体となる
あたり、ヒントとしてどうでしょう?
前の2点は、楽器選びにも、演奏の仕方にも通じますね。
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 17:16
投稿者:けいちゃん(ID:MTNGFIU)
QBさんの
>・低周波数≒基音および低次倍音>指向性がどちらかというと低く、減衰しにくい
>・高周波数≒高次倍音>指向性があり、減衰しやすい

は、高い音は遠くに届きにくく、低い音は届きやすい…ことと同じかな、と理解しています。
曲の中でいろんな高さの音が飛び交いますから、スレ趣旨と違うのではないかと…。
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 17:18
投稿者:QB(ID:KTGQaGA)
不親切と言われそうなのでちょっと補足。

基音、低次倍音がしっかりと鳴り、減衰する分を補って余りある高次倍音成分が有る楽器を、
音波の発生面がなるべく客席に向かうように、かつ、胸郭や腕などの空間が大きくなるように構え、
共鳴をより多く誘うようなしっかりとした音程で(かつ他の絃に指が触れてしまわないように)、
高次倍音がより多く発生するように、出来るだけ駒寄りを、絃の振動が最大になるような(損なわないような)ボーイングで弾く

ってのはどうでしょう?
細かな役物とかの相性や材質について言及しだすと、これまた色々ありますが。。。
[16801]

Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 17:20
投稿者:QB(ID:KTGQaGA)
あと、けいちゃん さんにはこれをご参照。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/vnspectram.htm
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 17:26
投稿者:gag(ID:IBdwkmI)
関心のある問題なので参加させてください.
QBさんのご意見は倍音成分についてという事だと思いますので,音の高低とは別だと思います.
それで,遠鳴りの為には高-低の倍音成分がどうなってれば良いのかという話になるのではないかと.
その観点から低い倍音性分が多くでる,とか,高次倍音がいっぱい出るとか,あるいは何対何の比率で出るとかいう為に各因子がどうあれば良いかという話になるのかと思います.
で,この倍音成分のあり方ってのは,どういうのが良いんでしょう?
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月14日 18:23
投稿者:QB(ID:KTGQaGA)
もともとの匿名希望Aさんの疑問に対して(今ある楽器に対する因子について)。。。、自分なりの考えを書きますと

・絃の種類によって倍音成分の出方は明らかに違うと思います。その為、絃は遠鳴りに対する影響因子といえると思います。(どの絃がどうという話はまた別にして、、、)

・顎当ては、振動抑制因子として考えています。材質として黒檀は重いため同一形状の場合、振動抑制効果が高いと考えます。このことはあるレベルの倍音の発音を抑制し、基音・低次倍音を(結果的に)際立たせる場合がありますので、黒檀によって音の芯がはっきりしたという結果をもたらす場合があります。しかしながら、先に述べましたように、遠鳴りは必ずしも基音・低次倍音のみで達成できないため、場合によっては黒檀によって遠鳴りが阻害されることも可能性として否定できません。軽い材質の場合はこの逆で、振動抑制要素が低くなると考えています。 また取り付け方法ですが、センターかサイドか、また足が普通の足、Hill足等の違いを、「どうすると振動を抑制するか」という逆の発想で考えると、効果を予測しやすいと思います。

・肩当の材質については、同様に重くないものがよく、また体という振動体との接点として考えると振動吸収をしない材質が良いと考えています。(プラスチックより、木、しかも合板より単板、、といった具合)

・肩当の装着方法について、経験上横板との接点ではそれほどの振動抑制は感じませんが、裏板そのものとの接点もしくは接地面積が大きいほど、振動抑制効果が高いと思います。最近の肩当の足は全てなるべく裏板よりも横板と接して装着するようになっていると思います。(MachOne、Viva la Musica, KUN など)

・テールピースも、顎当て同様、材質によって、テールピースとしての達成すべき強度を獲得した場合の質量が振動阻害因子となると考えています。

・魂柱については(太さ、材質、きつさ、硬さ、年輪の間隔など、、、)文章のみでの説明は難しいです(それにこれだけで文章ながーくなってしまいます)、、、調整人の方にお願いしてください。。ごめんなさい。駒についても同様です。

・松脂については、噛みのよくなる粘度で、かつべたつきすぎないものを心がけています。(もちろん日本の梅雨時などは、それとは別の理由で粘度低めにしますが)

あまり、長くなってもいけませんので、、これくらいで、後は別の方のご意見にお任せしたいと思います。。。  (あくまで小生の考えですので、、そのへんお願いします)
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Re: 「遠鳴り成分」と「近鳴り成分」

投稿日時:2004年10月15日 04:16
投稿者:pochi(ID:IoiVYXE)
安物のヴァイオリンの場合、奇数倍音の方が偶数倍音より多く出る傾向が有ります。基音よりも2倍音3倍音の方が大きく出ます。偶数倍音が多い方が柔らかい音に聞こえます。

柔らかく良く音の通る楽器は、15khz~16khzのピークが少なく、可聴域を越えて倍音が出て居る物ですが、周波数特性で楽器の優劣、音色の判断をするのは難しいと思います。何故なら、弾き手が自分にとって気持ち良い音を出す事に無意識に動くからです。15khz~16khzは、人間の耳に取って音色を判断する上で非常に敏感です。

経験的には、低音が良く鳴って少し耳元で喧しい楽器がホールでは威力を発揮します。

調整に依って、かなり改善されますが、元々良く無い楽器を、大音量且つ音の良く通る様に調整すると何処かに矛盾が出て来ます。逆に調整に依って、音が通らない様にするのは簡単です。私でも直ぐに行って差し上げられます。

御参考になれば、、、。
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