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バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係 | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 8 Comments
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バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月02日 18:25
投稿者:匿名希望A(ID:OGRikQI)
先日,2004年9月4日頃の民放テレビ番組で見たのですが、バイオリン製作家・番場氏が、ヨーロッパの教会が解体されたときに出来た、200年以上も経った古木材を譲り受け、バイオリンの材料として使っておられるということでした。確か、パイプオルガンの部品であったと思います。
http://www.bambalin.com/jp/
木のセルロース結晶化が、もし伐採された時点から刻々と始まっていると考えるならば、このような材料で製作されたバイオリンは、出来立て新作バイオリンの時から、既に経年変化の好影響を受けておられるのでしょうか。
即ち、同じ2004年製作のバイオリンでも、伐採されてから200年以上寝かせてあった木材と,30年寝かせてあった木材を使う場合とでは、音色に経年変化による差異がでるものなのでしょうか。
皆様、如何にお考えでしょうか。

*今回の投稿からペンネームを「匿名希望」から「匿名希望A」に変更致します。
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月03日 16:27
投稿者:pochi(ID:OSdmGWg)
知り合いの製作者の受け売りですが、ヴァイオリン用に製材された状態で寝かされた場合、狂い難いヴァイオリンを作りやすいのだそうです。ヴァイオリンの形になった場合、木材の経年変化は大きい様です。特に、ヴァイオリンの形に成った場合、少しぐらいは弾かれます。木に一定の振動を与えると振動し易く成る傾向が有るらしく、効果が高い様です。唯単に昔切られた木を使ったからと云って、良い音が鳴るとは限らない様です。

全て受け売りなので、研究課題として残されて居ると思います。
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この話、私も知っています

投稿日時:2004年10月03日 17:19
投稿者:セーブル(ID:FGAHInI)
切り出したばかりの材料よりは古い材料なんだから良さそうですね

例え完成して200年弾きこまれたバイオリンとは違えど、この材料に出会ったエピソードが興味深いですね

運良くこのバイオリンを手にする方も、長年この木材が見続けてきたであろう、教会の中や外の様子、その時代背景や、教会を訪れた人々の苦悩や幸せなどを想像して弾いてみるのもロマンチックだと思いませんか?
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月04日 01:40
投稿者:Terry(ID:NJRBaSk)
いくら木が古くても、楽器の形になってからの方が大切なのではないでしょうか? 150年たった木で作った楽器を2年前ぐらいに試しましたが、音の方は新しい楽器と変わりがありませんでした。
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月04日 10:57
投稿者:匿名希望A(ID:FAWHSXQ)
皆様、興味深いご意見ありがとうございました。
どんなバイオリンでも、まず製作精度が高いことが必要条件であることは不変でしょうね。
セイジ氏のご意見も貴重でした、、、。ありがとうございます。
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月04日 11:02
投稿者:バスコ(ID:JhIQOWQ)
教会の古材というのは特別です。精霊が宿ってます。天上の音をかなでるはずです・・・・弾く人が弾けば・・・・・エイメン!
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月04日 11:19
投稿者:QB(ID:KTGQaGA)
以前何かの本で、法隆寺の修復に携わった宮大工さんが、何百年も経過したヒノキに鉋をあてたら、まるで新材のような木肌と香りを放ったと書いてあったのを思い出しました。
500年かかって成長した木は、伐採後、500年間強度が高まり続け、さらに500年かけて元の強度まで落ちていくから、3倍の寿命がある、、、という趣旨のことも同じく書いてありました。。。

受け売りでスイマセンが、、、結晶化は外気に触れている部分から進行するのかなーと勝手に解釈していました。。そうすると有る程度の大きさで100年以上放置されていても、必ずしもヴァイオリンで使われる部分まで結晶化が進んでいるとは限らないような気がしましたので。。。どうなんでしょう?
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月04日 23:10
投稿者:M吉の友(ID:QYZlF2c)
さて木は死んで1万年くらい経っても、条件次第では、木材として使えるようです。・・・先日、火山灰に埋没した「縄文杉」を見てきたところです。小さな木片でも立派にイイ香りがしますよ。そして、すごく軽いです。・・・楽器に使えるかは別ですが・・・あの材で製作する方がおられたら面白いような気も。
 提琴にすると、薄い板状で定期的に振動が与えられ「結晶化」が進むのかも知れません。
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Re: バイオリンの製作に用いる木材の古さと、経年変化の関係

投稿日時:2004年10月05日 10:12
投稿者:匿名希望A(ID:MQmBAIc)
「木材がバイオリンの形になり、弾き込まれることにより、セルロースの結晶化が進む。」との説を興味深く拝見しました。
もし、バイオリン製作者の方が、このスレッドを見ておられましたら、御意見を頂けませんでしょうか。

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