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ニスのことが心配で・・・ | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 12 Comments
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ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年09月27日 20:55
投稿者:多汗症(ID:NFaHGXk)
アルコールニスの塗られたフランスの新作バイオリン(約70万円 2003年製)を持っている者です。私は多汗症なもので、練習後は、手の触れるペグボックス・横板・表板に、べっとりと汗がついてしまいます。もちろん練習後は、柔らかい布で丁寧に拭いていますが、汗の影響を受けた部分のニスがつや消しになってきました。特に汗がたくさんつくペグボックスや横板は、ニスの見た目がつや消しになっただけでなく、触ったときの感触もちょっとだけザラザラしてきました。
このまま放っておくと、だんだんニスのつやが無くなっていきそうな感じがしたので、バイオリンを購入したお店(全国展開の大手楽器店Yの地方の支店)の店員さん(お店には職人さんがいないので、売り子さん)に相談したところ、「クリーニング液で軽く拭いてやると、ツヤが戻りますよ。」と言われたので、イダオイルというクリーニング液を買いました。その店員さんが、「私は子供の頃からイダオイルを時々使ってますけど、いいですよ。うちの楽器店でも結構売れてますよ。」と言われたので、それにしたわけです。
イダオイルの瓶の説明書きのとおり、柔らかい布にイダオイルをちょっとつけて、ペグボックスをかる~く拭いてみたところ、白っぽい汗の跡がなくなり、ニスのつや(輝き)が少し戻ったように見えます。
汚れが落ちてニスのつやが戻ったのは嬉しいのですが、汚れと一緒にニスが(ごくごく)うす~く剥がれたのではないかと心配になりました。変な例えですが、人の皮膚で言うと、一皮向けて(古い皮が向けて)新しい皮が出てきた状態なのでは、と思った次第です。
ただ汚れだけが落ちたのであれば、問題ないのですが、たとえちょっとでもニスが剥げるとなるとマズイですよね。
まだ、今のところペグボックスでちょっと試しただけですが、他の部分も同じようにイダオイルで磨いても大丈夫でしょうか?
イダオイルでバイオリンを磨いた経験のある方、ご回答下さい。
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年09月27日 22:39
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
弦楽器工房の職人に聞いた話ですが、イダオイルのようなクリーナー
は1年に1回ぐらいの使用なら、さほど問題にはならないようです。
しかし、なるべく使用しない方が楽器のためにはいいそうです。
(特に液が白っぽいものには研磨剤が入っていてニスを削ってしまう
から使用を避けるのが賢明です)。

ニスを扱う技術を持たない人は、塗装面に余計なものを塗らない
で、布で拭くだけにしましょう。ニスの汚れが気になるなら信頼できる
弦楽器専門店に年に一度持ち込んでクリーニングしてもらうのが無難
です。

楽器を拭くときは柔らかい布を使用します。ティッシュペーパーを使うと
塗装面に細かい傷がつきます。
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年09月28日 12:35
投稿者:多汗症(ID:EjWGWXc)
セイジ様へ。
ご回答ありがとうございます。クリーナーは年1回程度であればいいんですね。イダオイルは透き通っているので、研磨剤は少なそうですね。
セイジ様のご回答を読んだ後、他の汚れた部分を、イダオイルで軽く拭いてみました。イダオイルの匂いは強烈なので、布を替えて何度かから拭きしましたが、独特なくさい匂いがとれません。匂いが残っているということは、オイル成分がニスの表面に残っているということでマズイのでしょうか?
汗染みや手垢による汚れがとれてツヤが戻ったので、今後は布でのから拭きを徹底したいと思います。
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年09月28日 23:55
投稿者:マジーニ(ID:JzhBQzU)
たまに(研磨剤の入ってない)クリーニング「オイル」で楽器を磨いてやると、楽器のニスの表面が「オイル成分」で薄く皮膜された状態になるので、湿気や汚れの影響を受けにくくなって良い、という説を唱える友人がいます。また、良質なアルコールニスが塗られた楽器であれば、クリーニング「オイル」によるダメージは受けないはずでメリットが大きいが、オイルニスの場合は、ニスが少し溶けてくるかも知れない、と言ってます。
クリーニング「オイル」を使うときは、けしてこすらずに、軽く薄く塗り広げるようにしてやると、ニスを痛める心配はないとのことです。もちろん、クリーニング「オイル」を塗り広げた後は、軽くから拭きしてやる必要がある、とのことです。このときに、けして強くこすらないようにすることが肝要のようです。洗車してワックスを塗った車が雨水をはじくように、薄い油膜が汗をはじいてくれるそうです。
イダオイルやViolとクリーニング「オイル」は、研磨剤がほとんど含まれておらず、WAX効果が高いので、良いとのことです。
この友人の「説」は正しいのでしょうか?
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年09月29日 20:39
投稿者:ヘロヘロ(ID:KWMHFHg)
http://www.alles.or.jp/~yuiguchi/C-18.html
これ読んでミソ。とってもユニークな意見。
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年09月29日 22:56
投稿者:よが(ID:OFIhB2E)
こんばんは.

私は3ヶ月から半年に1回ぐらい(テキトーです)楽器全体を磨くのにイダオイルを使います. 私の楽器(2年ほど前に購入の新品)では特に異状はないようです. 注意点は強く擦らないことと,丁寧にから拭きをすること,楽器を拭いたあとすぐにケースに納めずにしばらくは外にだしておくことだと思います.

私の使っている限りではイダオイルでニスがはげたという印象はありません. 何もつけない布でも丹念にから拭きすれば同じようにきれいになる気はしますが,イダオイルをつけることで汚れがよく浮いて楽器表面のすべりがなめらかになるので掃除しやすいように感じます.

普段はべっぴんさんクロスでから拭きしています. 普段の掃除布の収納は(松脂用と汗拭き用は別として)松脂用は松脂のつかない面を外側にしてテールピースの下かませ駒倒れクッションにし,汗用はケースに入れるときは楽器と別のところに収納しておきます.

汗用の布は,汗かきの方なら(毎日楽器を弾くとして)1週間ごとぐらいで交換(洗濯)されるのがよいと思います. 汗用の布は指板などを拭いた後は湿っぽくなっていますのでケース内の湿度を考えると楽器ケースとは別に保管するのが理想かと思います.
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年10月01日 14:03
投稿者:ポムポム(ID:MYYZd2Y)
化学工業の盛んな独逸製のViol(ヴィオール)という赤色のクリーニングオイルは、なかなか有用です。私は、ヴァイオリンにはViolを、弓にはイダオイルを使用してます。いろいろ試した結果、これが一番良い結果が得られたからです。アルコールニスの塗られたヴァイオリンの場合、オイリッシュで(油分が多くて)粘性の高いイダオイルで磨くと、楽器の表面がべとつくような感じがします。イダオイルは丁寧にから拭きしても、なかなか取れないような、良い意味でも悪い意味でもしつこさがあるような感じがします。弓の場合は、イダオイルで磨いた後、から拭きすると、匂いだけが残るような感じで、べとつきが感じられません。なぜそうなのかは不思議ですが、そうなのです。イダオイルには防虫効果があるので、弓には最適だと言えるでしょう。弓についた松脂の汚れも、イダオイルで磨けば簡単に落ちます。
Violは、サラサラとした赤みがかった液体で、汗汚れ、手垢、松脂による汚れが簡単に落とせますが、研磨剤が入っていないようなので、ニスがキズつく心配は無いと思います。自分のヴァイオリンは、アルコールニスが塗られてますが、ニスが溶けたりはしていないように思います。ポリッシュのような艶出し効果はほとんどなく、ただ汚れだけが落ちて、楽器本来の艶が回復する程度です。そのため、元々艶のない楽器をViolで磨いても、艶は出ません。Violで磨いた後、軽くから拭きすると、イダオイルと違って、Violは完全に拭き取れるように思います。イダオイルのように匂いが残ったりしません。
最近のクレモナの楽器は、大半がアルコールニスですし、国内のメーカーの楽器もアルコールニスが主流なので、Violは安心して使えると思います。
イダオイルにしても、Violにしても、使い過ぎないこと、強くこすらない(強く磨かない)ことが大切です。あと、から拭きには、私も、よがさんと同様に、「べっぴんさん磨き上げクロス」を使用しています。これは、弦楽器を磨くのに最も最適なクロスなのではないかと思います。軽くから拭きするだけで、安全確実に汚れを落とせます。これもお薦めです。それでは。
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年10月01日 15:19
投稿者:hh(ID:ISYjhCI)
ヒルオイルはどうですか?使っているので心配です。弓はプーローという人のオイルを使っていますが、これまた心配です。ご助言お願いします!
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年10月01日 22:00
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
ヒルのポリッシュ液は白っぽい乳液状だったように思います。ということは研磨剤が混入されているはずですので、徐々にニスの表面を削ってしまうのでしょう。

過去にViolを使用した経験では、ニスの表面に薄い皮膜が出来ました。かなり強固な皮膜なので簡単にははがれません。この皮膜が楽器にとっていいものかどうかは、楽器にニスを塗る技術が無い私には判断できません。弦楽器制作のプロの意見では、余計なものは塗るなということでしたので、皆様にそのままお伝えしました。
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Re: ニスのことが心配で・・・

投稿日時:2004年10月02日 00:37
投稿者:(ID:MzJoRnU)
自分のクレモナ新作ヴァイオリンや友人のハンガリー製新作ヴァイオリンを、Violで磨いたことがあります。Violで磨く前と磨いた後では、ツヤに差がなくて、あまり磨いた気がしませんでした。汚れを落とす効果については、軽く水を含ませたガーゼで拭くのとほとんど変わらないように感じました。自分の経験では、セイジさんのおっしゃっているような薄い強力な皮膜がついたような感じはしませんでしたが・・・。そんなわけで、Violは気休め程度の効果しかない「弱いクリーニング液」というイメージです。ニスに影響を与えないようにしようとすると、クリーニング効果もダウンしてしまうのでしょう。
楽器店でViolを買ったときは、毎回、良く振ってから使うようにと言われました。長期間置いておいても、沈殿物は見当たりませんが、よく振ってから使うようにと言われたので、とりあえず良く振ってから使ってます。
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