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駒とナットのことで | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 19 Comments
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駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月22日 22:54
投稿者:弦太(ID:MngoISk)
駒とナットには、弦がとおるミゾがつけられてますが、このミゾの深さはどの程度が適正なのでしょうか?私の楽器では、駒のところで弦の直径の半分くらい、ナットのところで40%くらい埋まっているように見えます。あと、このミゾがどれくらい深くなったらダメな状態なのでしょうか?どなたかおわかりの方がいたら教えて下さい。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月23日 18:24
投稿者:サボテン(ID:I2IIN5A)
ミゾが浅過ぎると弦を強くはじいたときに弦が外れる。でも深過ぎると弦のすべりが悪くなる。その間を取って、弦が半分埋まっている状態がベストなんじゃないでしょうか。僕の楽器はそうなってます。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月24日 20:12
投稿者:マキシム(ID:SIAVBTA)
自分の楽器や友人の楽器のミゾに銀の色鉛筆を塗ってるので、ミゾを見る機会が多いのですが、ミゾの深さは楽器によってまちまちです。自分の楽器は、弦が半分以上(6割くらい)ミゾに埋まっているように見えますが、問題を感じたことはありません。ちなみに、E線は、完全にミゾに埋まっているような状態です。
弦のすべりの問題は、油性の銀の色鉛筆(FABER CASTELLのSILBER9201-251)を塗れば、簡単にクリアできますよ。すべりの良さがずっと持続してくれるので、本当に助かります。わずか260円で究極の「すべり具合」を手に入れることができるので、ぜひみなさんもお試し下さい。
自分は、ミゾのなめらかさとか弦のすべり具合には、やたらとこだわって研究を続けてきましたが、ミゾの深さのことはあまり気にしてませんでした。ミゾの深さはどれくらいが理想なんでしょうね~?専門書を何冊か調べてみましたが、載ってませんでした。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月25日 01:46
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
私が調整を依頼している弦楽器店では
駒の溝に弦が直径の半分程度めりこんだら
新しい木片を埋めて、再度溝を切りなおします。
溝が深くなると、明らかに弦の発音が悪くなるからです。

張力を考えれば溝が浅いためにピチカートで弦が外れる
事故はまず起こりません。よほど無茶な弾き方を
しなければ無用の心配です。
また、弦のすべりのいい悪いも関係ないと思います。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月25日 02:15
投稿者:バラライカ(ID:FAIoZYM)
ヤマハのブラビオールが発売された直後に、33万円のを試奏していたら、A線だったかD線だったか忘れたけど、弦がナットの溝から外れたことがあった。バンバンバンと強くピチカートしたら、いきなり弦が外れてビックリした。ナットの溝が浅くて、弦が3分の1くらいしか埋まってなかった。3分の1では浅過ぎ、ってことですね。そこの楽器店の店員さんとは普段から懇意にしているので、「これ溝が浅過ぎですよ。」と言って、すぐに調整させました。
あと、友達のスズキバイオリンの15万円くらいの楽器で遊んでいたときに、開放弦のピチカート(4和音)をバンバンバンバンとはじいていたら、弦が1本切れて、もう1本別の弦がナットから外れたことがありました。切れた方の弦は、溝から外れてから切れたように見えた。だから、溝から外れなければ、切れなかったと思う。
ちなみに、どちらの楽器も、弦は、丈夫さだけは定評のあるドミナントだった。
初心者用の楽器は、溝の掘り方が浅いような気がする。意図的に浅くしているのか、(コストの問題もあって)調整がいい加減なのかは良くわからない。
パワフルなピチカートを多用したり、ここぞ!というときに、(フルコンサートグランドピアノに負けないくらい)強烈にはじいたりすることを想定すると、上級者用の楽器は、せめて半分くらい埋まってないとマズイんでないかな。まぁ、撫でるようなお子ちゃまピチカートしかしない(できない)のであれば、弦が外れるなんてことは心配しなくても良いけど。
シチェドリンの「バラライカ」っていうピチカートだらけの曲を、マキシム・ヴェンゲーロフが弾くのをTVで見たけど、あんな超強烈なピチカートの連打でも弦が外れないようにするには、ある程度溝の深さが必要だと思う。溝が浅かったら、弦がぶっぱずれてしまうべさ。
「溝が深くなると、明らかに弦の発音が悪くなるからです。」というセイジ氏の説は、はぢめて聞いた。それってほんと?
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月25日 04:58
投稿者:セイジ(ID:QHdGmVA)
お友達の楽器やお店の楽器を試奏する時は、他人の楽器だからといってバンバンバンと乱暴に弾いたりせず、丁寧に扱いたいものです。

>弦がナットの溝から外れたことがあった。バンバンバンと強くピチカートしたら、いきなり弦が外れてビックリした。

弦がナットから外れたのは、マキシム・ヴェンゲーロフよりも、演奏技術が若干お上手ではなかったためではないでしょうか。糸巻に近接しているナットの部分で弦を外してしまうピチカートの技術は別の意味で凄いと思いますが。

>「溝が深くなると、明らかに弦の発音が悪くなるからです。」というセイジ氏の説は、はぢめて聞いた。それってほんと?

駒の溝の深さと音の関係は事実です。特にA線は細いので駒にめり込みやすく要注意です。半分以上めり込むと、音が曇ってきます。

もっとも、音の変化は、駒の溝が深まるにつれ徐々に鳴りが悪くなるのに気づかない鈍感な耳を持つ人にはわからないかもしれません。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月25日 22:58
投稿者:弦太(ID:JoQIYSk)
みなさんご回答ありがとうございます。でも、それぞれご意見が微妙に割れてますね。一応自分でも本を読んだりネットで検索したりして調べてみたのですが、溝の深さについては明確に記述されているものは見つかりませんでした。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月25日 23:43
投稿者:バラライカ(ID:NAVnYFQ)
強くピチカートをはじいたときの音量や響き具合で楽器の性能の良し悪しがある程度わかるので、試奏のときはバンバンバンと強くはじいてみるよ。パンパンではなく、バンバン、ベシベシ、バチバチ、という具合に強烈にはじくと良くわかるよ。ピチカートの音が弱い楽器は、音量・音質の面でいまいちの楽器が多いように思う。
さてセイジ氏の発言が気になったので、自分の楽器の駒とナットの溝の深さをルーペでじっくりと見てみた。自分の楽器では、ナットでも駒でも、さすがに半分以上は埋まってないけど、ほぼ半分は埋まってた。ちなみに楽器はMalengo Romano Rinaldi(トリノ 1920年製)、駒はAubertのDe Luxeで、楽器を購入した有名店の有名職人に、半年前に駒を交換してもらったばかり。この状態で、鳴りが悪いと感じたことは1度も無い。弦は、楽器を買った当初からずっとドミナント+ゴールドブラカット0.26の組み合わせを採用してる。
弦が溝に浅く埋まっているよりも、ちょうど半分くらい埋まっている方が、駒に弦の振動がもれなく伝えられていいように思うけどな。強烈にはじいても弦が外れる心配がないしね。
もちろん埋まり過ぎは、指板と弦との適正なクリアランスが確保できなくなるから、良くないとは思うけど。
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月26日 06:15
投稿者:とおりすがり(ID:FZkQkkA)
「ヴァイオリン教師」さん

自分の考えることを投稿する、読む方は投稿者の考え(場合によっては独断)と割り切って読む、というのはこの世界の常識です。バラライカ氏の投稿もそう思って読めばいいわけです。あなたの投稿は読むべき内容がないではないですか。大人気ないつまらない投稿はやめてください。

とおりすがり
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Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月26日 11:56
投稿者:じのフランチェスカッティ(ID:NCByRGA)
駒のミゾの深さに関しては、楽器の事典「ヴァイオリン(東京音楽社)」第9章『ヴァイオリンの修理と調整(P.307)』にも、
「ミゾの深さは弦が半分入るくらいに..」
と書かれているので、皆さんのおっしゃっているとおりと思います。

バラライカさんの投稿 [16449]
[16449]

Re: 駒とナットのことで

投稿日時:2004年09月25日 23:43
投稿者:バラライカ(ID:NAVnYFQ)
強くピチカートをはじいたときの音量や響き具合で楽器の性能の良し悪しがある程度わかるので、試奏のときはバンバンバンと強くはじいてみるよ。パンパンではなく、バンバン、ベシベシ、バチバチ、という具合に強烈にはじくと良くわかるよ。ピチカートの音が弱い楽器は、音量・音質の面でいまいちの楽器が多いように思う。
さてセイジ氏の発言が気になったので、自分の楽器の駒とナットの溝の深さをルーペでじっくりと見てみた。自分の楽器では、ナットでも駒でも、さすがに半分以上は埋まってないけど、ほぼ半分は埋まってた。ちなみに楽器はMalengo Romano Rinaldi(トリノ 1920年製)、駒はAubertのDe Luxeで、楽器を購入した有名店の有名職人に、半年前に駒を交換してもらったばかり。この状態で、鳴りが悪いと感じたことは1度も無い。弦は、楽器を買った当初からずっとドミナント+ゴールドブラカット0.26の組み合わせを採用してる。
弦が溝に浅く埋まっているよりも、ちょうど半分くらい埋まっている方が、駒に弦の振動がもれなく伝えられていいように思うけどな。強烈にはじいても弦が外れる心配がないしね。
もちろん埋まり過ぎは、指板と弦との適正なクリアランスが確保できなくなるから、良くないとは思うけど。
に関して、
> 強くピチカートをはじいたときの音量や響き具合で楽器の
> 性能の良し悪しがある程度わかるので、試奏のときは
> バンバンバンと強くはじいてみるよ。
> パンパンではなく、バンバン、ベシベシ、バチバチ、という
> 具合に強烈にはじくと良くわかるよ。
> ピチカートの音が弱い楽器は、音量・音質の面でいまいち
> の楽器が多いように思う。

この意見については、私の周りにはこのような事をする人はいませんし、ピチカートの音で楽器の良し悪しが判るとは思えませんので、賛成できません。
それに、楽器店での試奏でこんなことしたらお店の人に怒られませんか。
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