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新しいバスバー | ヴァイオリン掲示板

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雑談・その他 8 Comments
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新しいバスバー

投稿日時:2004年05月25日 09:39
投稿者:Terry(ID:JnR2RkA)
私の持っている楽器には、1年ほど経ったまだ新しいバスバーが付いているのですが、うわさに聞くと、新しいバスバーは4、5年しないと音がというか音量が(特に低音が)100%出ないと聞いたのですが、本当なのでしょうか? 誰か知らないでしょうか? 確かにD,A,Eはすばらしい音量と質で出るのですが、、、
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年05月27日 01:43
投稿者:yc(ID:NJQ5QmQ)
駒や魂柱と同じ理屈で、バスバーも交換後しばらく
音がこなれないという現象はあります。また、よく乾燥した
古い材料の方が音は良いと感じる場合が多いのも事実です。
こなれる期間については個体差&個人差があると思います。

十分な強ささえあれば、古いに越したことはないと思いますが、
どんなオールド名器でも、変形して剥がれかかったようなバスバーは
交換するのですから、現状を概ね気に入っているのであれば、
楽器をありのままのものとして愛情を注いであげればいいのかな、
と思います。
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月06日 16:08
投稿者:pochi(ID:E1ATUXg)
新しいバスバーへの交換は、調弦を低めにした方が音が良いと思った時に行うと思います。張力の弱い絃を張ると、どうしても音量に問題が出るのは御存知の通りです。

バスバーの交換は、シュパヌング・膠・材が大きく関係します。古材のバスバーを使った場合、シュパヌングと膠の問題だけですが、私は、膠の経年変化が最も大きな課題では無いかと疑って居ります。

新しいバスバルゲンでは、10年経過しないと、、、と曰う人も居ます。

御参考になれば、、、。
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月08日 06:44
投稿者:Terry(ID:FFiVVAk)
yc様、Pochi様、 有り難うございました。 ところで、Pochi様のご意見はいかがなものでしょうか? やはり貴方も10年ぐらい弾き込まないと100%バスバーの善し悪しが出ないものとお考えでしょうか?
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月08日 08:58
投稿者:pochi(ID:IRGYFxM)
私見ですが、半年以内で鳴る様にしないと調整の意味は無いと思います。10年経た無いと何て、暴論だと思いますが、そんな事を云って居た人が未だ工房を経営している事は確かです。シュパヌングが強過ぎた場合や、バスバルゲンに生木を使って仕舞った場合、そんな言い訳をするのだと思います。

解決法として、
1)何度かG線にStarkを張ってみると、
  絃を張替える毎に良く成ります。
2)G線の指板寄りをギーと云う音でホーミーの様に
  1オクターブ下を鳴らし込むと鳴ります。

4~5年は職人の腕が悪かったのか、新しい材でバスバルゲンを作ったか、どちらかだと確信しますが、修理は楽器の運命の一つなので、受け入れるしか仕方が有りません。もう一度違う工房でバスバルゲンを外して付け替える事はお勧め致しません。

御参考になれば、、、
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月09日 06:34
投稿者:pochi(ID:MlcxEwY)
新しいバスバーに関して友人に問い合わせた所、テイルピースを密度の高いローズウッドに代えて注意深く裏削りをしたらG線が鳴る様に成る場合が多いとの回答を得ました。ローズウッドのテイルピースは、安価なので、試してみる価値は有ると思います。この場合、DAEは、少し硬めの音に成る事が予想されます。御参考になれば、、、。
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月09日 08:54
投稿者:横好き(ID:FDIBIhE)
御参考にはならないかもしれませんが・・・・

ローズウッド製の裏彫り加工済みのテールピースがヤフオクに出ていますね。
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b52267145
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月11日 07:00
投稿者:Terry(ID:FlCJSGc)
皆様いろいろ有り難うございます。 pochi様へところでまた質問ですが、bassbalkenの交換を、奨めないとおっしゃられてますが、なぜなのでしょうか? もちろん楽器を開けたりして必要以上に傷むということは考えられますが、ほかに理由があるのでしょうか?spannungが強いか、生木が使われてしまったというのは、どういう風に判断できるのでしょうか? よろしくお願いします。 Rosewoodの裏彫り加工をしたものは最初に付いていましたが、変に振動してしまってしっかりした音が出ないので、いろいろ試した後(随分出費してしまいましたが) CrowsonのBoxwood製の加工していないものに変えて少しは良くなりました。 どういう風にお考えでしょうか
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Re: 新しいバスバー

投稿日時:2004年06月11日 08:33
投稿者:pochi(ID:KXIQWGA)
1)シュパヌングが強過ぎると推察した理由
  バスバルゲンを取り替えた時シュパヌングを少し強めにする職人が多いから
2)生木を使ったのではないか推察した理由
  生木を使うとG線だけが成り難い事が屡々あるから
3)再度バスバルゲンの交換を進めない理由
  楽器の分解を頻繁にすると傷む他に理由は有りません。
4)G線の鳴りを重視する場合、
  ローズウッド等、密度が高いテイルピースの方が有利だから。
  他の絃が詰った感じに鳴る事が犠牲になるから、
  適当な薄さに裏削りをして、調整すれば、
  解決するのでは無いかという
  回答を楽器職人から得た情報の受け売り

何れにしても、G線だけが鳴り難く成ってしまったのは、
1)古材を使わなかった
2)バスバルゲンの張り具合が強過ぎた
此の2点を疑うのが普通です。

18世紀の楽器だと良く乾いて乾燥して居て、ローズウッドは硬過ぎて変な振動が出るのが普通なので、注意深く少しづつ裏削りをすれば、適当な所でバランスが取れると思ったから。テイルピースとセットのエンドピンとエンドピンとテイルピースを繋ぐ紐も専用の物に交換してその長さも調整してみましたか?

御参考になれば、、、

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