ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web
ヴァイオリン・ウェブ | Violin Web

カーボンに優る新素材弓 | ヴァイオリン掲示板

ヴァイオリン好きのための情報サイト ヴァイオリン・ウェブ
雑談・その他 4 Comments
[11510]

カーボンに優る新素材弓

投稿日時:2004年04月02日 13:59
投稿者:pochi(ID:chiEFCA)
http://fstrings.com/board/board.asp?id=11447
[11498]
[11498]

Re: 真空管アンプの活用法

投稿日時:2004年04月01日 22:14
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
ペカットまでは手が出ない。時代は近いが。
真空管アンプと同じで球がなけりゃ、いやペルナンブコがなけりゃ今後の時代、弓は作れない。カーボンに優る新素材誰か開発してくれー。
猊下[04/04/01 22:14:03]投稿、

私が弓を製作するとしたら、複合素材を使います。

カーボンファイバー・ベイスでケプラーを混ぜます。芯に細い高速度鋼を仕込みます。問題点は、温度変化に依る膨張率の違いです。樹脂の研究も必要です。エポキシは、矢張りプラスティックの音がします。

この弓で予想される音は、ダイナミックレンジが異常に拡がり、コントロールがし易い事です。特に、高音の倍音が多く出るので、絃を選ぶでしょう。

ペルナンブーコが枯渇している?今、皆さん、どの様な素材で弓を作ってみたいと思いますか?
[11513]

Re: カーボンに優る新素材弓

投稿日時:2004年04月02日 20:17
投稿者:Geiger1951(ID:NCd1OQI)
Pochiさんの知識はさすがですね。
ところで…
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/6168/Quest/56pernam.html
ペルナンブコ(フェルナンビーコ)種の樹木は絶滅危惧種に指定されています。
1860くらいまでは実に無造作に切り出され、ヨーロッパの港に陸揚げされたので最高の材料が簡単に入手できたそうです。
この時代までの弓を今でも入手可能です。本当に惚れ惚れする材質を使っています。弾き心地も段違いだと痛感します。
いまでもペルナンブコは手に入りますが、部位によって弓に適するかどうか分かれるので難しいと弓職人から聞きました。
ケブラー樹脂は空母の防弾に使われていますね。
いまにケブラーと高速度鋼を使った第2のペカット弓が出現するかも知れません。
ティンパニーの皮も本皮でなくなりましたから、当たり前になりそうな予感はしますね。
ありがとうございました。
[11520]

祇園精舎は先斗町だけでは無い。

投稿日時:2004年04月03日 02:11
投稿者:pochi(ID:RhcSU3A)
ケプラーではなく、ケブラーですね。失礼。

テトロン辺りを混ぜて、ダイヤモンド・コーティングしたら、どうかな?とも考えて居ます。人間の耳には厳し過ぎるかも知れません。開発3年、1本1000万円、年間出荷1万本なら、カーボン・ナノ・テューブも充分使えますね。10年保証で、11年目に突然壊れる様に作らないと、パクリ専門・蛸足配線の松下幸之助に叱られますね。米国式に生涯補償にして、会社を10年毎に潰す手も有りますね。ダイヤトーンは何処に行ったんでしょう?スコーカーだけ使って居たんですが、、、。

休話閑題
チキンラーメン毎日食べてまだシブトク生きている百福さんは、体が強いんですね。あれを食べると私は必ず下痢します。

本題に戻って、
所詮、軍事技術の転用ですか、、、(T_T)
ニコニコし乍、1人でコツコツ作って、弾いてる人に喜んで貰うのが本当の幸せなんですが、、、

目が悪くなってもう細かい作業は出来ません。鶴を金箔で折れなく成りました。斯云った事は後進に任せます。
[11564]

Re: カーボンに優る新素材弓

投稿日時:2004年04月05日 18:08
投稿者:怒屋(ID:QCdyJZM)
カーボン、グラスファイバーなどの新素材弓には決定的な欠点があるぞ。
これらの新素材弓は、全く汗を吸わんのじゃ。汗をかき易い人にとっては致命的な欠点と言える。
良質なフェルナンブーコは、多少汗を吸ってくれるし、汗をかいた手にも良く馴染むが、新素材弓は汗をはじく感じで、汗をかいた手だと非常に持ちにくいものじゃ。ダメダコリャ。
良質なフェルナンブコであれば翌日には汗は十分に乾いているから、再び心地よく弾けるぞ。
汗かきの人には要注意のポイントなので、カーボン弓を購入するときには、汗をかくまでしばらく試奏してみるべきじゃ。
[11565]

Re: カーボンに優る新素材弓

投稿日時:2004年04月05日 19:27
投稿者:(ID:OVAxOGc)
極々少数ですが竹で弓を作っている職人さんがいるようです。
トンキン竹とか言う葦のようなものでした。
フェルナンブコと違い繊維はまっすぐなので材料の無駄も少なそうです。
(弓用に製材されたフェルナンブコは当然まっすぐですが、基本的には
節が多く、内部に割れもあり、曲がりくねった木材らしい)
中国で大量に生産しており再生も利きそうなので絶滅はなさそうです。
4センチx3.6メートルで1本、上10000円から並5000円くらいといったところ。

技術的には釣竿(Bamboo rod)を参考にしたようです。
外側の繊維の強い部分を選び正三角形にして6本貼り合わせるそうです。
写真が小さくて確認できなかったのですが最終的には丸く削ると思います。また、チップ周辺の処理も良く見えませんでした。
頂角を45度にすれば8角弓が出来ると思います。(正三角形X6本に
何か意味がありそうですが・・・)
張り合わせてから曲げるのか曲げてから張り合わせるのかは不明。

木管楽器に使用されるグレナディラ材は粉末にして固めて使用できるようですが、繊維が重要な弓においては無理そうです。
一応天然の材料なので人工的なものに抵抗がある人にはいいのでは?

でも良く考えたら新素材ではないかも・・・